外構や庭の照明は、夜の暮らしをどう支えたいかで考える

家づくりの照明というと、
どうしても室内の話が中心になりがちです。

リビングや寝室、廊下や階段。
そこが整ってくると、
外構や庭の照明は
「余裕があったら」
「最後に考えればいいかな」
となることが多いように感じます。

でも実際に住み始めてから、
夜の印象を大きく左右しているのは、
外構や庭の照明だったりします。

外構照明でよくあるズレは、
「明るくしよう」と考えすぎてしまうことです。

玄関まわりを明るく。
駐車場も明るく。
庭も全部見えるように。

安心感という意味では間違いではありませんが、
結果として
夜なのにずっと昼の延長のような雰囲気になってしまうこともあります。

外構や庭の照明を考えるとき、
自分はまず
「夜、どこを通るか」
「どこを眺めるか」
を思い浮かべます。

全部を照らす必要はありません。
• 歩く場所
• 立ち止まる場所
• 視線が向く場所

この3つが整理できると、
照明の数は自然と絞られていきます。

玄関アプローチの場合。

足元が分かる明るさがあれば十分で、
門柱や植栽を強く照らす必要はありません。

むしろ、
低い位置からのやわらかい光があるだけで、
帰ってきたときの印象はかなり変わります。

「家に戻ってきたな」と感じられる光です。

庭の照明も同じです。

庭全体を明るく照らすより、
一本の木や、
壁の一部だけを照らす方が、
夜の庭は落ち着いて見えます。

影が残ることで、
昼とは違う表情が生まれます。

ここでも、
室内照明でお話ししてきた
光の温度は大切です。

白い光より、
少しあたたかみのある光の方が、
室内から見たときにも自然につながります。

外構照明で失敗しにくくするために、
ひとつ意識しておきたいのは
「室内とのつながり」です。

リビングやダイニングから、
夜にどんな景色が見えるか。

外が暗すぎても寂しいですし、
明るすぎると落ち着きません。

室内照明と同じように、
外構も
明るさのグラデーションをつくるイメージで考えると、
全体が整いやすくなります。

豊田市で注文住宅を考えている方や、
豊田市で工務店を探している方とお話ししていても、
外構照明については
「そこまで考えていなかった」
という声をよく聞きます。

でも、
夜の家の印象は
外構や庭の照明でほとんど決まってしまいます。

これは、
器具の話というより
暮らし方の話に近いと思っています。

外構や庭の照明は、
おしゃれに見せるためだけのものではありません。
• 夜、安心して歩ける
• 家の中からの景色が落ち着く
• 外と中がつながって見える

こうした役割を
静かに支えてくれる存在です。

これまで書いてきた
「おしゃれな照明は光の温度と配置で決まる?」
「間接照明はどこに入れると、暮らしがラクになるのか」
とも、考え方はつながっています。

室内と外構を分けて考えず、
夜の暮らし全体として考えてみると、
照明計画はぐっとシンプルになります。

外構や庭の照明についても、
正解はひとつではありません。

ただ、
「夜、どう過ごしたいか」
「どんな景色を見ていたいか」
を少し想像してみるだけで、
選び方は変わってくると思います。

もし、
「この間取りだと、外構照明はどう考えるとよさそうか」
「庭をどう見せると落ち着きそうか」
と整理したくなったら、
営業ではなく、
暮らしの話として一緒に考えることはできます。

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