建物価格だけで決めると、あとから見えにくくなるもの

家づくりを考え始めると、
まず目に入るのは「建物価格」です。

坪単価。
総額。
キャンペーン価格。

比較しやすい数字ですし、
決断の軸にもなりやすい部分です。

ただ、
建物価格だけで判断してしまうと、
あとから見えにくくなるものがあります。

それは、
**暮らしにかかる"全体のバランス"**です。

家は、建物本体だけで完成するわけではありません。

外構。
照明。
カーテン。
家具。
将来のメンテナンス。

これらは、
建物価格とは別にかかることが多いです。

よくあるのは、

「まずは建物を優先して、外構はあとで」

という流れです。

もちろん間違いではありませんが、
実際に住み始めてから
「外構まで含めて考えておけばよかったな」
という声も少なくありません。

外構や庭は、
夜の印象にも影響しますし、
家の見え方そのものを左右します。

前に書いた
外構や庭の照明の話ともつながりますが、
建物と切り離して考えると、
ちぐはぐになりやすい部分です。

もうひとつは、
将来のメンテナンスです。

外壁の塗り替え。
設備の交換。
細かな修繕。

最初に価格だけを抑えると、
将来の負担が増えるケースもあります。

「今は安いけれど、あとで差が出る」

この部分は、
数字だけではなかなか見えません。

豊田市で注文住宅を考えている方や、
豊田市で工務店を探している方とお話ししていても、
最終的に満足度が高いのは、
全体で予算を整理できている方です。

・安心して返せるローン額を決める
・その中で建物にかけられる金額を決める
・外構や暮らしに必要な部分も想像しておく

この順番が整っていると、
あとからの後悔が少なくなります。

建物価格は大切です。
でも、
それがすべてではありません。

家づくりは、
完成した瞬間ではなく、
その後の暮らしが本番です。

その暮らし全体を見たときに、
無理がないかどうか。

そこを一度立ち止まって考えてみると、
判断の基準が少し変わってくると思います。

前回の
「FPは土台。その上に暮らしを重ねていく」
ともつながりますが、
価格は"入口"であって、
ゴールではありません。

もし、

「自分たちの予算配分は偏っていないか」
「建物以外にどれくらい見ておくと安心か」

そんな整理をしてみたくなったら、
営業の話ではなく、
暮らし全体の話として一緒に考えることはできます。

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