銀行が言う「借りられる額」は、本当にその人に合っているのか

住宅ローンの事前審査をすると、
銀行から「これくらいまで借りられます」という金額が出てきます。

数字としてはっきり出るので、
安心する方も多いと思います。

「これだけ借りられるなら、このプランもいけそうだな」と。

ただ、その数字をそのまま予算にしてしまうと、
あとから少しだけ苦しくなるケースもあります。

銀行が出してくれるのは、
あくまで「貸せる上限」に近い数字です。

・現在の年収
・勤続年数
・他の借入状況

こうした条件から、
返済能力を判断します。

でも、そこには
その人の暮らしの価値観までは含まれていません。

例えば、

・子どもは大学に進学させたいと思っているか
・共働きをずっと続ける前提か
・将来、働き方を変える可能性があるか

こうした部分は、
銀行の計算には入りません。

だからこそ、
前に書いたように、
一度FPなどでライフプランを整理することは意味があります。

ただ、FPの数字も
「最大限のリスクを想定した場合」の話になることが多いです。

大切なのは、
その間にある"現実的なライン"を見つけることだと思っています。

豊田市で注文住宅を考えている方や、
豊田市で工務店を探している方とお話ししていると、
「借りられる額いっぱいで考えた方がいいですか?」
と聞かれることがあります。

そのときにお伝えしているのは、
借りられる額と、
安心して返せる額は、
必ずしも同じではない、ということです。

家づくりは、
完成した瞬間だけが大事なのではありません。

そのあと何十年も続く暮らしが本番です。

毎月の返済が、
「払える」ではなく
「無理がない」と感じられるかどうか。

ここが整っていると、
家づくりは前向きに進みます。

銀行の数字は、
あくまで参考のひとつ。

その上で、

・自分たちはどんな暮らしを守りたいのか
・どれくらい余白を残しておきたいのか

を整理していく。

この順番が、
後悔しにくい家づくりにつながると感じています。

もし、

「この借入額で本当に大丈夫か」
「どこまでを安全圏と考えるか」

そんなことを一度整理してみたくなったら、
営業ではなく、
暮らしとお金の話として一緒に考えることはできます。

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