「標準仕様」という言葉をそのまま信じると危険な理由

--建築会社ごとに"中身"が全く違う ―

「標準仕様だから大丈夫ですよ」

家づくりの打ち合わせで、
ほとんどの方が一度は耳にする言葉です。
• 標準仕様なので追加はありません
• これは標準で入っています
• みなさんこの仕様です

一見、安心できそうな言葉ですが、
実はこの「標準仕様」という言葉が、後悔の原因になるケースは少なくありません。

結論から言うと、「標準仕様」に明確な定義はありません

まず知っておいてほしいのは、

「標準仕様」という言葉には、法律上の決まりがない
ということです。

つまり、
• どこまで含めるか
• 何を基準にするか

は、建築会社ごとに全く違います。

同じ「標準仕様」という言葉でも、
中身が同じとは限りません。

なぜ標準仕様は誤解されやすいのか

理由はシンプルです。

多くの方が、
• 他社と同じような内容
• 一般的なレベル
• 最低限は満たしている

と、無意識に想像してしまうからです。

しかし実際には、
標準仕様は「その会社の基準」でしかありません。

よくある勘違い①|断熱性能は"標準なら安心"

断熱については特に注意が必要です。
• 断熱材が入っている
• 標準で断熱等級〇〇

こう聞くと十分に感じますが、
• どの部位に
• どの性能の材料が
• どんな施工方法で使われているか

まで確認しないと、
実際の住み心地は分かりません。

「断熱材が入っている=快適」ではない
という点は、意外と見落とされがちです。

よくある勘違い②|設備は"標準なら十分"

キッチン・お風呂・トイレなどの設備も、
標準仕様の内容は会社ごとに差があります。
• 選べる範囲
• グレード
• 変更時の追加費用

を把握していないと、

「これもオプションだったんですか?」

という話になりがちです。

標準かどうかより、「何が選べて、何が別なのか」
ここを見る必要があります。

よくある勘違い③|標準仕様=最終金額

もう一つ多いのが、
標準仕様に含まれていない工事です。

例えば、
• 外構工事
• 照明
• 地盤改良や造成

これらは、
建物本体の標準仕様には含まれていないことが多いです。

その結果、

「思っていた金額よりかなり上がった」

という後悔につながります。

比較するときに見るべきポイント

標準仕様を比較する際は、
「入っている・入っていない」ではなく、
次の視点で見ることが大切です。
• 何が含まれているか
• 含まれていないものは何か
• 変更した場合、どれくらい増えるのか

中身を具体的に説明してくれるかどうか
これが、その会社の姿勢を判断する材料になります。

標準仕様は「悪」ではありません

誤解してほしくないのは、
標準仕様そのものが悪いわけではないということです。

問題なのは、
• 中身を理解しないまま
• 他社と同じだと思い込んで

判断してしまうことです。

まとめ|「標準」という言葉より「説明」を見る

家づくりで大切なのは、
言葉の響きではなく、
• どこまで説明してくれるか
• 不利な点も教えてくれるか
• 比較の仕方を一緒に整理してくれるか

という点です。

標準仕様という言葉をどう使っているか
そこに、建築会社の考え方が表れます。

最後に|判断材料としての相談も歓迎しています
• 標準仕様の見方が分からない
• 他社の内容と比べていいのか不安
• 一度整理したい

そんな段階でも問題ありません。

何でもご相談くださいませ。

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